福知山市、オニバーサルでまちおこし 鬼伝説残る独自の文化前面に

2023.12.04 00:00

オニバーサルの第1回サミットも開催

 京都府福知山市は、鬼を親しむ同地域ならではの文化に着目し、新たなプロジェクトを立ち上げた。「すべての人の(Universal)」を語源にした「オニバーサル(ONIversal)」という造語で、鬼をテーマにまちおこしを仕掛ける。市民や鬼に詳しい人々と共に、楽しみながらさまざまなコンテンツを発信し、地域活性化を目指す。

 福知山市は大江山の酒呑童子絵巻など、鬼伝説が色濃く残る土地。最強の鬼といわれる酒呑童子は市のイメージキャラクターで、これまでも鬼伝説をモチーフにしたPR を実施してきた。

 2月2日を鬼鬼の日として、「節分で追い出される鬼たちよ、集まれ!」をコンセプトに発信している。24年の節分に向けては、美味しく幸せになれる鬼福豆(仮称)の開発と商品化を目指し、約300人が加盟する世界鬼学会など鬼にまつわる13団体や市民と会議を重ねている。

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