ウィラー、宮城県でも定額乗り放題 mobiのエリア拡大
2023.12.04 00:00
ウィラーとKDDIの合弁会社であるCommunity Mobilityは、エリア定額乗り放題サービスのmobi(モビ)を宮城県利府町で開始した。国土交通省の共創モデル実証プロジェクトに採択された。新しいスタイルの共有交通として、24年3月31日まで最大12人が乗車可能なワンボックスカーで展開する。
アプリや電話で車を呼び、AI(人工知能)が予約状況や道路状況を考慮して選んだ最適なルートを相乗りしながら目的地まで移動できる。いわゆるサブスクプランは30日間5000円。同居家族は1人当たり500円で利用できる。利用回数が少ない場合は30日間1500円(6回乗車可)の回数券プランや、1回の乗車ごとに300円(小学生は150円)のワンタイムプランも用意。乗車ポイントはサービス開始時点で197カ所ある。
利府町は人口約3万6000人で高齢化が進む。路線バスや町民バスの便数が限られ、自動車移動ができない高齢者の移動手段の確保が求められている。
mobiの国内での展開エリアはこれで20に拡大した。
【あわせて読みたい】ちょいのりmobi本格始動 ウィラーとKDDI、合弁事業で全国展開へ
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