HIS、海外旅行7割に回復 8月に続き9月も 黒字化へ販売攻勢
2023.11.06 00:00
エイチ・アイ・エス(HIS)が海外旅行の取り扱いを回復させている。8月の取扱額が19年同月比71.6%となり、9月も回復率で7割水準を維持した。海外旅行は主要旅行業者の総取扱額がまだ55%程度で、コロナ前を上回る旅行会社は業務渡航系がほとんど。通期黒字化へ販売を強化している。
8月の取扱額は340億円で2位のJTB(302億円)以下を引き離した。スーパーサマーセールを例年より前倒したほか、パスポート取得支援策の対象を広げたことが奏功した。
9月は秋旅スーパーセールに加え早期予約を積極的に案内し、コロナ前の70.0%の257億円。方面別では韓国が6月から4カ月連続でコロナ前を超え、米国など高単価のロングも伸びているという。
HISは23年10月期の通期黒字化を目指しており、最大の稼ぎ時となる8~10月が鍵を握るとしている。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#HIS#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
城崎温泉街をWHILLで移動 高齢化に対応 でこぼこ道も観光しやすく
-
COP初、観光業の気候対策宣言で歴史的節目 課題は行動 日本の出遅れ感指摘する声も
-
JTBの中間期、増収減益 非旅行事業の減少響く
-
交通空白地解消へ官民連携基盤 自治体・交通事業者と支援企業をマッチング
-
廃校へ行こう! 地域の思いが詰まった空間へ
-
新千歳も外国人入国者プラスに 主要空港の8月実績 韓国けん引
-
リゾートトラストと三菱商事、医療観光で合弁事業を検討
-
沖縄県の宿泊税、都道府県で初の定率制に 26年度から2%で導入へ
-
AI浸透で観光産業に3つの変革 企業関係管理でパーソナル化 流通は直取引に
-
福島・浪江で町の未来考える謎解き企画 異彩作家と連携