24年は日米観光交流年 双方向で往来推進 日本人旅行者まだ6割減
2023.10.09 00:00
政府は24年を日米観光交流年と定め、相互交流拡大を推進していく。国連総会のサイドイベントとして9月20日(現地時間)にニューヨークで開催した訪日観光レセプションで、斉藤鉄夫国土交通相が発表した。
レセプションの開催は、米国からの訪日観光と消費拡大のさらなる推進と、双方向の観光交流の拡大につなげるのが狙い。出席した斉藤国交相は訪日観光の魅力をPRし、双方向の観光交流の拡大を訴えるとともに、24年を観光交流年として双方の交流拡大を集中的かつ強力に推進していくことを表明した。岸田文雄首相はビデオメッセージを寄せ、日米が協力して観光交流年を盛り上げていきたいなどと話した。
レセプションには元メジャーリーガーの松井秀喜氏、米国の旅行雑誌編集長、テレビパーソナリティーなど、観光事業者、メディア、政財界から約200人が出席した。
コロナ禍の収束後、米国からの訪日客数は順調に回復している。日本政府観光局(JNTO)によれば今年1~8月の累計が100万人を超えている市場のうち、米国は19年同期比13.9%増と唯一のプラスとなっている。一方、日本から米国への1~8月の旅行者数は63.7%減にとどまっている。
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