7月の百貨店外客売上高313億円、初のコロナ前超え 2桁増の急回復

2023.09.18 00:00

 日本百貨店協会が取りまとめた88店舗の7月の訪日外国人免税売上高は、前年同月比206.6%増の約313億円となり、コロナ禍が始まった20年2月以降の最高額を更新した。19年同月比でも11.4%増となり、コロナ前の実績を大きく超えて急回復している。購買客数は約11倍の約32万人。

 売上高を品目別に見ると、ラグジュアリーブランドなど一般物品が187.9%増の約272億5000万円。化粧品・食品など消耗品は444.3%増の約40億5000万円だった。

 1人当たりの購買単価は72.3%減の約9万7000円。レジャー目的客の回復に伴い消耗品の伸びが大きく、ビジネス客や留学生に入国が限られていたコロナ禍中に比べ、単価減少が続いている。

【あわせて読みたい】6月の百貨店外客売上高、コロナ前水準にほぼ回復 客数16倍に増加

キーワード#訪日外国人消費#新着記事