2023年7月31日号>宿泊施設の外国人労働 特定2号対象拡大で進むか
2023.07.30 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2023/07/TJ230731.jpg)
特定技能資格による外国人の就労制度ができて4年。
観光庁によると、22年12月時点の特定技能1号の在留外国人数は13万915人ですが、このうち宿泊分野に従事するのは206人。コロナ禍に直面したとはいえ、他分野に比べ桁違いの低水準です。引き下げられた受け入れ上限1万1200人とも大きな乖離があります。
6月の閣議決定で、在留期間に上限なく家族帯同も可能な特定技能2号の対象となりましたが、人手不足にあえぐ宿泊産業の外国人労働は増えるのでしょうか。特集で考察しました。
【特集】
*宿泊施設の外国人労働
特定2号対象拡大で進むか
外国人労働力によって深刻な人手不足を解消しようと19年に導入された在留資格「特定技能」。このほどその対象分野が拡大され、宿泊分野は特定技能1号だけでなく特定技能2号の対象にも加えられた。宿泊産業における外国人労働力の活用が大きく変わっていく可能性が出てきた。
▽特定技能就労の現状
▽外国人労働を考える
菅沼基(ダイブ外国人人材サービスユニットゼネラルマネージャー)
永山久徳(下電ホテルグループ代表)
井門隆夫(國學院大學観光まちづくり学部教授)
論文
*海外教育旅行リスクマネジメントにおける配慮的リスクの重要性【2】
古川彰洋(鈴鹿大学国際地域学部教授)
注目のニュース
賃貸と民泊の融合物件を開発
仕事より余暇重視派が増加
年間平均キャンプ泊数が過去最高
6月の客室利用率78.7%
誌上セミナー
*中国市場のトレンド先取り深掘り
『訪日行動ビフォーアフター』
コラム
*視座 柴崎聡(グローバルユースビューロー代表取締役社長)
*サステナはてな 行方一正
*デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*3万フィートのおもてなし 中西克吉
*ビジネスパーソンの日々雑感 砂田憲治
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2024年7月22日号>競争入札と談合 成長領域の落とし穴
?>
-
2024年7月15日号>訪日客のマナー問題再び 歴史的円安で変わる客層への対策
?>
-
2024年7月8日号>観光の趨勢と日本の競争力 世界3位が示すもの
?>
-
2024年7月1日号>数字でつかむ地域の観光 都道府県の予算、宿泊者数、観光消費
?>
-
2024年6月24日号>DMO連携の時代 地域発展の新たな手法
?>
-
2024年6月17日号>ツーリズムの現在地と未来 時代の転換期に探る産業のこれから
?>
-
2024年6月10日号>脱ダイナミックパッケージ 新たな選択肢を探る時
?>
-
2024年6月3日号>GWの海外旅行商戦総括 予測どおり回復基調に乗ったか
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く