バルセロナ市観光局、幹部来日で魅力訴求 文化イベント契機に認知拡大へ期待
2023.07.14 16:09
スペイン・バルセロナ市観光局の幹部が先ごろ来日し、東京と大阪で観光プレゼンテーションを実施した。来日は東京国立近代美術館で現在開催中の「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に合わせた格好。
スペインへの外国人観光客数は22年に約8000万人となり、19年の90%まですでに戻った。一方、日本からの渡航者は今年1~5月に約10万人で19年同期比約15%。ただ、22年通年の12万5000人と比較すると大幅に回復している。今年はピカソ没後50周年の節目となり、文化芸術への関心が高い日本人旅行者に向け、再度の認知拡大を期待している。
サッカーチームのFCバルセロナが6月6日、東京・国立競技場でイニエスタ選手(前FCバルセロナ所属)を擁するヴィッセル神戸と親善試合を行った際には、同選手を起用したスペイン政府観光局のプロモーションビデオを会場内で流し、サッカーファンにスペイン観光をアピールした。
7月を最後に神戸を離れるイニエスタ選手を見ようと、会場には4万7000人のファンがかけ着けた。FCバルセロナの試合観戦を目的に現地を訪れる日本人は多いという。
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