＜PR＞地元との絆大切に特別な体験を　ファーイーストビレッジホテル東京浅草が開業

2023.05.22 00:00

ファーイーストビレッジホテル東京浅草。1階のフロントエリアではスタッフが旅のアドバイスも行う

シンガポールに本社を置くファーイースト・ホスピタリティの国内3軒目の施設となるファーイーストビレッジホテル東京浅草が4月1日にオープンした。「魅力的で親しみやすく文化的」というファーイーストビレッジホテルの特徴を体現するホテルだ。

　ファーイーストビレッジホテル東京浅草はファーイーストビレッジホテル東京有明、ファーイーストビレッジホテル横浜に続く国内3軒目のホテルとして誕生した。一部客室からは東京スカイツリーや浅草寺、浅草の街並みを見渡すことができ、浅草を代表する観光名所の雷門までは徒歩約5分。かっぱ橋道具商店街をはじめ、外国人旅行者にも人気の観光スポットへも徒歩圏内で、ファーイーストビレッジホテルのコンセプト「Live Like a Local（ローカルのように過ごす）」を存分に体験できる施設だ。

　ファーイースト・ホスピタリティは20年7月の日本初進出から3年で3軒のホテルを開業するなど、日本での拠点拡大を積極的に進めている。新規ホテルの開業にあたり同社が大切にしている柱は3つある。1つ目は開業する地域への貢献。2つ目はお客さまのアンメット（まだ満たされていない）ニーズへの対応。3つ目は次世代につながるサステナビリティーの追求だ。アーサー・キョン最高経営責任者（CEO）は「浅草は観光地として非常に魅力があるうえに地元のつながりが強く、地域貢献を重視するわれわれの狙いにも合致している」と説明する。

　その地域ならではの特別な体験や発見の提供を目指すビレッジブランドらしい取り組みもある。ホテルスタッフが開業前に地元の店などを直接訪れ、地元の人々とコミュニケーションを取って見つけたとっておきの飲食店や隠れた名店、話題のアクティビティー、サービスなどを1冊に集めて制作したビレッジパスポートだ。

　浅草で長く愛されてきた老舗の味から話題のグルメやアクティビティーなど選りすぐりの情報を集め、ゲストのアンメットニーズに応えたいと考えた。ビレッジパスポートを片手にまちを散策、お気に入りの浅草を発見して、地元の方がホテルのゲストを大切に迎えてくれる。そんな浅草らしい地元との温かい関係性を築いていきたいという。ビレッジパスポートは今後もアップデートしていく予定だ。

日本市場は大きな可能性

　ファーイーストビレッジホテル東京浅草での宿泊は朝食も特別な体験になる。ゲストは提携する地域の2軒のレストランで、中華・洋食・和食の3種類から好みの朝食を選べる。キョンCEOはその狙いについて「地元のレストランで食べる朝食もまた価値のあるローカル体験になるはず」と話す。

　ホテル内で快適に過ごすためのサービスも充実している。2階ラウンジエリアの自動販売機では軽食やドリンクが手軽に購入できる。自由に利用できる電子レンジも用意した。1階フロントエリアではネスプレッソのコーヒーを無料で提供し、スタッフが旅のアドバイスや滞在中の困りごとに対応する。

　ファーイースト・ホスピタリティは現在、世界9カ国でホテルを展開する。近年は豪州、欧州、日本での拠点拡大に力を入れ、開業先の地域に深く入り込み、地域に貢献しながらゲストの満足度を上げる戦略を続ける。地域を知り、その土地の個性を取り入れた空間デザインや地域ならではの装飾を施し、滞在中も特別な体験を提供する。

　ファーイーストビレッジホテル東京浅草では職人の手加工で染めた和紙や小物など、モダンな空間に日本らしい伝統的要素と情緒を演出。エレベーターの扉には幾何学的に規則正しく並んだ和柄を取り入れ、日本最古の染料の1つである藍色を各所に取り入れた。

　「日本は国内の旅行需要が堅調なうえにインバウンドという大きな可能性がある。今後は東京の他にも大阪や京都など大都市圏での開業を目指している」（キョンCEO）。現在、日本での開業はビレッジブランドのみだが、今後はオアジアやクインシーブランドも展開していきたい考えだ。オアジアはシンガポールで人気のウエルネスがテーマのホテルで、価格帯はビレッジより少し高め。クインシーは20～30代のクリエイティブな若い旅行者がターゲットだ。

　「日本での拠点拡大に向けて、日本国内の企業と組むこともひとつの選択肢だと考えている。同じ思いで共に取り組んでくれるパートナーが見つかれば、展開のスピードは一気に加速するでしょう」（同）

　浅草のホテルのメインターゲットは20代後半から40代の旅行者。インバウンド需要も見込むのに対し、有明や横浜は国内旅行者も多い。「両ホテルではシンガポール流のステイを楽しめるさまざまな工夫を施している。国内にいながらシンガポールを旅する雰囲気を楽しんでいただき、海外にお出かけの際は各国のファーイーストブランドのホテルを利用していただけたら嬉しい」（同）