阪急交通社グループ黒字転換 行動制限解除で国内旅行が増収
2023.05.22 00:00
阪急交通社グループ4社の23年3月期決算は、売上高が前期比216.8%増の1914億円となった。営業損益は152億5700万円の黒字に転換した(前期は57億4800万円の赤字)。阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪急トラベルサポート、阪神トラベル・インターナショナルの合計。
コロナ禍の影響が残るなか、主力の海外旅行は復活に向けて継続的な募集告知に取り組んだが本格回復には至らず、行動制限が解除された国内旅行で増収を図った。また、ソリューション事業による収入基盤の構築を進めた。
今期は国内旅行で高付加価値商品の開発を通じて収益の最大化を目指す。海外旅行は強みである添乗員同行の募集型企画旅行を中心に販売拡大を図る。4月に新設したDX 戦略事業本部の旗振りにより、業務の効率化と生産性の向上、募集効率改善による収入増、マーケティング機能の充実化による顧客接点の強化に取り組む。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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