大型イベント控えるベルリン、日本からの旅行回復に期待
2023.04.27 17:03
ベルリン観光局のブルクハルト・キーカーCEOとベルリン・ブランデンブルク国際空港のヨハネス・モーマン東アジア地区新規開拓担当ディレクターが先ごろ来日し、コロナ禍前の日常を取り戻したベルリンの観光を旅行業関係者に向けてアピールした。
24年はベルリンの壁崩壊から35周年を迎え、サッカーのヨーロッパ最強国を決めるユーロ2024(欧州選手権)がベルリンを含むドイツ各都市で開催される。大型イベントを控え、日本からの来訪者の増加を促したい考え。
ベルリンではコロナ禍を経て、新規施設の開業やイベントの復活が相次ぎ、昨年はヨーロッパ内で初となる日本の武士をテーマにした「Samurai Museum」、20世紀美術をテーマとした「Museum of 20th Century」がオープン。今年は年間を通じて、音楽、デザイン、アートに関するさまざまなイベントが行われる予定だ。
20年10月にベルリン近郊の空港を統合して誕生したベルリン・ブランデンブルク空港は、市内まで25分、ハンブルクやドレスデンなど主要都市へは2時間以内に移動できる。アクセス面の利便性とともに搭乗手続きの効率化と簡素化を進めており、セルフチェックイン率80%を目指し、機器を増強する。最新の事前予約システムを導入するなど、先進的な取り組みを進めているという。
写真はベルリンからの観光ミッション。中央がベルリン観光局のキーカーCEO、右端がベルリン・ブランデンブルク空港のモーマンディレクター、左端はドイツ観光局の西山晃アジア・オーストラリア地区統括局長/日本支局長。
【あわせて読みたい】ドイツ観光局、観光再開で活動加速 イベントも続々復活
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