津軽圏DMOと日産自動車、車中泊を検証 観光の新たな手段に
2023.04.10 00:00
青森県津軽圏域14市町村を束ねるDMOのClan PEONY 津軽(クランピオニーつがる)と日産自動車は、車中泊をベースとした市内観光プランの実証実験を行う。ねぶた祭や白神山地、太宰治ゆかりの地など名所旧跡を有し、津軽りんごなど農産品も豊富な地域だが、2次交通や宿泊施設の不足が課題となっていた。コロナ禍で需要が急拡大したアウトドアの宿泊手段としても注目を集める車中泊を、観光の新たな手段として活用する。
日産キャラバンマルチベッドを活用する。一般的な乗用車サイズで、車中泊に使える荷室に折りたたみタイプのベッドを搭載した。6月2日~7月2日に18組36人限定で、太宰の小説「津軽」ゆかりの地を巡る2泊3日や白神山地を堪能する1泊2日など、6つのプランを試す。車中泊は各地のオートキャンプ場やアウトドア宿泊施設などで行う。
日産自動車は車両の貸与とPR活動を行い、販売会社の日産サティオ弘前が期間中の車両トラブルや故障をサポートする。実証実験で得たデータは観光振興や地域活性化に生かしていく。
【あわせて読みたい】三宅島、日産と月面ツアーを企画 地形売りに オフロード走行体験も
カテゴリ#地域の観光#新着記事
キーワード#DMO#新着記事
キーワード#ホテル・旅館#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
箱根でロボット案内の実証実験 訪日客増でスタッフ確保に課題
-
来たれ!クルーズブーム 日本船建造ラッシュをてこに
-
「成長はリスクを取ってこそ」 カブクスタイル砂田CEO、HafHで第2ステージへ
-
旧戸田家がオーベルジュに 広川町、運営を民間委託
-
HIS、旅行業の社内カンパニー設置 持ち株会社制移行を見据え
-
政府が日本版ESTA導入へ 30年までに開始 円滑な入国や不法滞在防止に
-
高騰する米大学の授業料
-
主要旅行業者の6月取扱額、国内・訪日が19年比8割回復 募集型との差大きく
-
HIS、コンテナホテルに出資 株式20%取得 地方への誘客拡大
-
交通空白解消へ概算要求274億円 ライドシェアで地域と観光の足を確保