せとうちDMO、老舗旅館を再生 自ら運営会社立ち上げ4月開業
2023.03.27 00:00
広島県尾道市の老舗旅館「西山別館」をリニューアルした「Ryokan尾道西山」が4月14日に開業する。せとうちDMOを構成する瀬戸内ブランドコーポレーション(SBC)が設立した運営会社のせとうち旅館が手掛ける。SBC は瀬戸内地域の観光関連事業の開発支援や投資を行っているが、自ら運営会社を設立して旅館再生を行う事例。
Ryokan尾道西山のコンセプトは「本物の尾道文化を今に伝える宿」。6棟の離れ8室と新館3室の全11室。かつて瀬戸内海を巡った豪商や皇族が泊まった離れの客室は、尾道文化の伝統を継承しつつ、ベッドやソファなどを配したしつらえに改装した。新館は全室オーシャンビューで、瞑想できる空間を目指した。
宿泊料金(7万7000円~)には尾道の茶園文化を体験できるラウンジでの飲料・菓子のサービス、館内の飲食などすべてのサービスが含まれる。今後は茶園文化の体験アクティビティーも実施する予定。
【あわせて読みたい】2022年5月9・16日号>せとうちの地域戦略 尾道で世界に開く観光地づくり せとうちの地域戦略 尾道で世界に開く観光地づくり
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