農協観光とJAL、但馬地域の活性化へ連携協力 地域密着の拠点開設
2023.03.20 00:00
兵庫県豊岡市のたじま農業協同組合(JAたじま)、農協観光、日本航空(JL)の3者は、但馬の地域資源を基盤とした活性化に連携して協力するパートナーシップ協定を締結した。これに加え、農協観光とJLは4月1日、JAたじま旅行センター内に「JJエリアセンター但馬」を設立する。
3者が連携して行うのは、農泊の推進など人流の創出、地域産品の価値向上と活性化(6次産業化)、通販サイトを活用した越境ECによる販路拡大、人財マッチングによる労働力支援など。
農協観光とJLは22年7月に業務提携を行い、農山漁村の1次産業や地域の活性化への取り組みを通じて課題解決を促すことに合意。JJエリアセンターは、地域の強みを生かして、JAが抱える農家の収入増や人材不足などに取り組む地域連携拠点という位置付けで、地域から日常的に必要とされる存在を目指すもの。但馬はその第1号。
但馬地域は人口減少への対応、観光振興、産業活性化といった課題を抱える。一方、豊富な地域資源に加えてコウノトリとの共生といったSDGs への先進的な取り組みなどの強みもある。地域で唯一の航空路線である但馬/伊丹線を長年にわたりJLグループの日本エアコミューターが運航してきたことも背景に、連携が実現した。
カテゴリ#地域の観光#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
旧戸田家がオーベルジュに 広川町、運営を民間委託
-
政府が日本版ESTA導入へ 30年までに開始 円滑な入国や不法滞在防止に
-
着地型で攻めの値付けも集客好調 下諏訪町、成長と雇用確保へ「正当な対価」
-
加須市物産観光協会の求人募集要項
-
いまこそ知りたい世界遺産 持続可能なツーリズムのために
-
旅行業倒産、17カ月ぶりゼロ 24年は低水準 宿泊業も8月最少
-
大村湾で自転車&船の旅 4港で一緒に乗り込み可能に
-
観光のGDP寄与額、日本4位 WTTC調査 米国2兆ドルで1位維持
-
免税売上高、すでに23年超え 1~7月で過去最多に 単価上昇
-
オーバーツーリズム抑制へ新規32事業 観光庁が採択 混雑の可視化など