仏クルーズのポナン、相談役に元日本船船長 外国船で異例 持続可能なクルーズへ航路設計
2023.03.13 00:00
仏クルーズ会社ポナンの日本支社相談役に松井克哉氏が3月1日付で就任した。松井氏は1月まで「ぱしふぃっくびいなす」7代目船長を務めた。今後、航路の設計、日本海域を航行する際の日本船との安全面でのコミュニケーション、瀬戸内海をはじめとする各地域への配慮などを行う。日本船社の船長経験者を招き入れて行うこうした例は外国船では珍しい。責任ある持続可能なクルーズを目指す方針の一環。
ポナンは23年に日本周遊クルーズを4本、24年には11本を計画しており、松井氏はそのすべてのクルーズに伊知地亮日本・韓国支社長と共に乗船する予定。小型ラグジュアリー船ならではの航路開拓に意欲を見せている。
なお、ぱしふぃっくびいなすを運航していた日本クルーズ客船は1月に事業を終了している。
【あわせて読みたい】日本クルーズ客船撤退、業界に衝撃 2年間で運航わずか19泊 シニアの手控えも影響
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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