2023年3月13日号>DMOの観光DX 司令塔に注がれる期待と厳しさ
2023.03.12 00:00
はやり言葉のようになったDX。ややもすると本質が伝わりづらくなっているかもしれません。しかし数字が物語るとはよく言ったもので、データで示すと予想とは異なる現状が見えてくることがあります。
経験や勘に頼った判断からの脱却が目下叫ばれているのが観光地経営。司令塔のDMOにはあらゆる局面で注文が付きますが、観光DXは政府がKPIに掲げ、今後の補助事業の採択をも左右するため、本格化するとみられます。
先行するDMOから見えてきたのは地域での連携に粘り強く取り組む姿でした。
【特集】
*DMOの観光DX
司令塔に注がれる期待と厳しさ
DMO(観光地域づくり法人)のDX(デジタルトランスフォーメーション)に対する周囲の関心が一段と高まっている。コロナ禍からの観光産業の再興に向け、地域の司令塔によるデータに基づく戦略が欠かせないと考えられるからだ。政府はデジタル化戦略を策定するDMOの数を重点指標に定める方針を打ち出した。
▽KPIに掲げる政府の狙い
▽DMOの実践事例
▽デジタル人材はどう育つ
篠原好孝(VponJAPAN代表取締役社長)
▽DMOのDXの要諦
村木智裕(インセオリー代表取締役)
論文
*観光が伝統文化の真正性に与える影響についての考察【4】
丸本加寿世(和歌山大学大学院観光学研究科博士後期課程)
注目のニュース
第1種取得で海外サブスク本格化
明確な意図と条件整備が活用の鍵
SDGs学習ツアーに需給ギャップ
韓国大幅回復で地方下支え
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
『DMOによる働きやすい街づくり』
コラム
*視座 永山久徳(下電ホテルグループ代表)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
*観光経営の未来シナリオ 清水泰志(ワイズエッジ代表取締役)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
温泉旅館内に初の日本語学校 嬉野市の和多屋別荘 外国人に学びと働く場
-
雇調金不正受給の公表、後絶たず 東京のみでも断続的 HIS連結子会社に新たな疑い
-
CO2削減とプライベートジェット
-
トリプラとジャパンチケットが提携、外国人宿泊客に体験情報案内
-
奮闘する地銀 観光分野で増す存在感
-
障害者の訪日旅行、課題多く 車椅子で移動困難 混雑イメージも評価下げ
-
9月の主要旅行業者取扱額、訪日・国内で前年割れ 19年比回復率7~8割
-
訪日プレミアムツアーなど支援 観光庁補正予算543億円 地方誘客と消費拡大へ
-
JAL、地域とつながり創造強化 瀬戸内ビレッジと業務提携 アカデミーや国際認証を展開
-
日本の旅行市場規模30兆円へ 訪日・国内旅行の消費拡大で