2023年3月6日号>混迷の中国市場 インバウンド復活の鍵握る隣国の動静
2023.03.05 00:00

回復基調が顕著な訪日市場で不透明感がぬぐえない中国市場。春節休暇にあたる1月の訪日中国人客も19年比95.9%減と、訪日外客数で同44.3%減まで戻すなか特異な存在感を示します。
特集では水際対策の変化や航空運航便数制限などを整理しながら、インバウンド復活の鍵を握る中国市場の動静に着目しました。
本誌連載でおなじみ、斉藤茂一さんはコロナ禍と不動産市場の混乱による中国人の価値観の変化を読むには、バブル崩壊後の日本人の消費行動の変化が参考になるのではと分析しています。
【特集】
*混迷の中国市場
インバウンド復活の鍵握る隣国の動静
需要回復へと動き始めた訪日旅行市場で依然不透明感がぬぐえないのが中国市場だ。中国政府は海外への団体旅行を一部解禁したが対象国に日本は含まれていない。また、日本政府も中国路線の便数制限を行うなど日中間の往来を制限していた。インバウンド再起動の鍵を握る中国市場の復活Xデーに備える。
▽訪日中国市場の動静
▽コロナ後の中国市場攻略の鍵
斉藤茂一(上海楽暇堂商務諮詢有限公司COO)
吉村久夫(帝京大学経済学部教授)
▽地域は何を準備すべきか
木下斉(エリア・イノベーション・アライアンス代表理事)
論文
*観光が伝統文化の真正性に与える影響についての考察【3】
丸本加寿世(和歌山大学大学院観光学研究科博士後期課程)
注目のニュース
ANAHD、非航空事業の収益力強化
茨城県、台湾市場獲得へ先手
都道府県公式サイトの閲覧数躍進
1月の客室利用率68.2%
誌上セミナー
*中国人客の購買パワー獲得術
『日本はまさに親子楽園』
コラム
*視座 神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
*デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*旅するファッション 玉置美智子
*3万フィートのおもてなし 中西克吉
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2025年2月10日号>昭和100年 観光・旅行業のための企画のヒント
?>
-
2025年2月3日号>観光政策と気候行動の統合 バクー宣言が意味するもの
?>
-
2025年1月27日号>訪日4000万人時代の評価 産業界の地位は上がったか
?>
-
2025年1月20日号>キーワードで占う2025年2025年 大阪・関西万博からグリーンウオッシュまで
?>
-
2025年1月6・13日号>ツーリズムのリーダー論 誰が産業界を牽引するのか
?>
-
2024年12月23・30日号>ニュースで振り返る2024年 円安がもたらした正と負のインパクト
?>
-
2024年12月16日号>ナイトライフ復活なるか 東京の夜をもっと楽しく
?>
-
2024年12月9日号>奮闘する地銀 観光分野で増す存在感
アクセスランキング
Ranking
-
ニセコ、訪日客の寄付金で課題解決へ 返礼品に体験型ご当地ギフト
-
訪日客増、石川で顕著も能登復興遠く 観光庁が復興計画を支援 地域の意向反映
-
客室利用率、東阪で明暗 12月速報値 10ポイント以上の開き
-
観光政策と気候行動の統合 バクー宣言が意味するもの
-
地銀2行、静岡・山梨周遊促進で連携 まずフィリピンの富裕層に照準
-
24年の国際旅行者は14億人 コロナ前に回復 フランス1億人超
-
『赤と青のガウン オックスフォード留学記』 プリンセスの体験談がめっぽう面白い
-
国際会議誘致・開催貢献賞に福岡市や岐阜市 JNTOが9件選出
-
HISと子会社、雇調金64億円返還へ 誤りと虚偽申請で 矢田社長「理解と指導が不足」
-
東京観光公式サイトでチケット販売 歌舞伎や文化体験など 1週間先の公演も