KNT、部活動支援の新事業 オンライン実施や事務代行で新風
2023.02.13 00:00
近畿日本ツーリスト(KNT)は部活動サポートサービスを始める。PTA業務アウトソーシングに続く学校サポート事業の第2弾。政府が進める部活動の地域・民間移行の動きに伴い、まずは中学校を対象とする。少子化が進む日本では、部員不足や教員の長時間勤務などを背景に部活動のあり方に改革が求められている。多角的に支援する体制を構築し、2つのサービスを提供する。
1つは離島や山間部などでも専門講師の指導が受けられるオンライン部活。現在、eスポーツ部、ダンス部、ドローン部、ヨガ部の展開が可能で、今後は各業界を代表する企業と連携して随時ラインナップを拡充する。eスポーツ部とダンス部はすでに沖縄県の渡嘉敷小中学校で実証実験を実施済み。部活動はバドミントン部のみという学校に新たな選択肢ができた。
もう1つは既存の部活動に対して提供する運営事務局の代行だ。ワクチン接種予約の事務局を担った経験を生かし、指導者や活動場所の調整、生徒や保護者への連絡、保険などに対応する。
いずれも自治体や学校の事情に応じ、23年度から開始する。写真は渡嘉敷小中学校のダンス部の様子。
【あわせて読みたい】KNT-CT、非旅行業のシェア5割に拡大へ 中間期黒字化の原動力
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking