22年の国内クルーズ寄港数、ピークの7割まで回復 訪日は2年連続ゼロ
2023.02.06 00:00
国土交通省によると、日本船社による国内港湾への寄港回数は22年に前年比71.4%増の720回となった(速報値)。コロナ禍前の19年の8割近い水準で、ピークの17年に比べると7割まで回復した。一方、クルーズ船で入国する外国人旅客は21年から2年連続でゼロとなった。ピークの17年は約253万人を数えていた。
調査は船内で1泊以上するクルーズ船が対象で、日本船はせとうちクルーズのガンツウを含む計4社4隻。港湾別で最多はベラビスタマリーナ(広島県)で93回。これに横浜(82回)、神戸(57回)が続き、いずれも前年から回数を増やした。3位までは20年以降変動がないが、4位の小豆島(33回)は10位圏外から急浮上した。
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