旅行業の休廃業、業種別トップ 前年より悪化 高水準続く

2023.01.23 00:00

 帝国データバンク(TDB)の調査によると、22年の企業の休廃業・解散率で旅行業者代理業は5.9%と全産業の中で最高値となった。前年から急上昇した21年をさらに0.5ポイント上回った。次いで第1種旅行業が0.5ポイント増の5.1%となり、全体的に旅行業が際立っている。

 休廃業・解散率は、当該年の休廃業・解散件数を前年末時点の企業総数で除して算出。対象は旅行業を主たる生業とする企業を独自に抽出しており、登録事業者がすべて対象とはなっていない。休廃業・解散件数で見ると、旅行業者代理業が47件、第1種旅行業が28件、第2種・第3種旅行業が14件だった。

 旅館・ホテルは124件と件数では旅行業を上回るが、休廃業・解散率は2.3%。前年から0.3ポイント増だった。

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