11月の客室利用率78.6% 関東・北陸80%超え 北海道は低調
2022.12.19 00:00

全日本ホテル連盟(ANHA)に加盟する123ホテルの11月の平均客室利用率は、前年同月比11.7ポイント増の78.6%となった(速報値)。10月11日から始まった全国旅行支援と訪日観光旅行の本格再開の相乗効果で稼働が上昇した。
ただ、地域によってばらつきが見られる。全国10地域中、プラスは6地域。北陸(84.9%)と関東(81.4%)が好調の一方、北海道(50.5%)は伸び悩んだ。なお、四国(16.8%)は回答数が少ないため、特定の事情が反映されやすい。
ANHAによると、全国旅行支援は単価上昇による販売価格の適正化につながっている。ただ、都道府県ごとに異なる運用ルールが事務手続きの負担となり、ワクチン接種証明の確認作業をめぐる宿泊客とのトラブルも多いという。
【あわせて読みたい】10月の客室利用率74.5% 全国旅行支援の影響に地域差 東京は大幅回復
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