「勘や経験でなくデータで」 ジェイアール東日本企画・高橋常務、文化観光の推進に助言
2022.12.05 00:00

日本の地域は勘と経験と思い込みで誘客を行ってきたが、関心・興味層にピンポイントで当てるためにはデータを取らないと――。11月21~24日に開催された「クールジャパンデータ&デジマケまつり」で、ジェイアール東日本企画(jeki)の高橋敦司常務取締役チーフ・デジタル・オフィサーはデジタルの活用をこう訴えた。
同イベントは、「データとデジタルで推進するクールジャパン戦略」をテーマに識者が一堂に会して議論。高橋氏は文化観光に関するトークセッションに登壇し、そのポテンシャルを「高くお金をいただける可能性があること」と述べた。
一方で、日本の博物館や美術館の入場料の安さに言及。人口が減少している日本では観光消費額で補うべき目標額を定め、「人数と単価の掛け算をきちんとやること」と助言した。そのうえで、「データとデジタルの時代となり、“あなただけにこっそり教える”ことに活用できる時代が来た」とデータ取得と価値付けの重要性を説いた。
【あわせて読みたい】文化観光推進で3件の計画認定 永平寺など 理解増進・来訪促進等へ国が支援 文化観光の促進で新法制定へ、博物館など軸に誘客促進 文化庁・観光庁の共管 2020年10月12日号>地域の文化と観光と 認定計画から探る活性化のヒント 地域の文化と観光と 認定計画から探る活性化のヒント 匠ツーリズム 職人と観光が紡ぐ伝統文化
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
-
?>
-
サステナビリティー重視度、日本はアジアの平均以下 アゴダ調査 廃棄物削減は実践
?>
-
ホテル開発投資、東京が人気トップ 需要回復と宿泊料上昇で CBRE調査
?>
-
持続可能な旅、消費者は言行不一致 WTTC調査 7つの対処法を提言
?>
-
訪日中国人、FIT化で高速バス利用増 ウィラーの春節期間11倍
?>
-
自治体公式観光サイトの閲覧数順調 トップ3は三重・新潟・岡山
?>
-
関東運輸局、江戸街道プロジェクトを推進 統一テーマでブランディング
?>
-
世界の観光都市、東京が初の3位 MICE開催地として人気上昇 ユーロモニター調査
?>
-
日本インバウンド連合会、「ループバウンド」を提唱 広義のインとアウト循環