2020年10月12日号>地域の文化と観光と 認定計画から探る活性化のヒント

2020.10.11 00:00

 緊急事態宣言の渦中、観光を推進する1つの法律が施行されたことはご存じでしたか。

 文化観光推進法。美術館や博物館等の文化施設を観光による地域活性化に結びつけることで、文化振興に再投資される循環をつくり出す狙いがあるといいます。

 特集では8月に認定された10件の拠点計画・地域計画を紹介しながら、これまで連携が不十分とされてきた文化+観光について考察しました。

 「アイデアはまねできるが歴史はまねできない」という語り部・若林正博さんの名言が光ります。

【特集】
 *地域の文化と観光と
  認定計画から探る活性化のヒント

 観光庁と文化庁の共管による文化観光推進法が5月1日に施行された。観光と文化は親和性が高いものの所管する組織や事業者間のつながりは十分とはいえず、新法でこの状況が変わることが期待される。すでに地域・関係者が一丸となって文化観光の振興を図る計画が動き始めている。

  ▽文化観光推進法の狙い
  ▽認定計画に見るアプローチ
  ▽語り部の役割と育成
   若林正博(「伏見 文化・観光の語り部」特別会員/伏見城研究会)
  ▽成功へのキーワード
   坂井秀弥(公益財団法人大阪府文化財センター理事長)


論文
 *デスティネーション・ブランド・エクイティの構造モデルにおけるデスティネーション・ブランド・エクスペリエンスの調節効果(後編)
  李相典(沖縄国際大学産業情報学部企業システム学科)

注目のニュース
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誌上セミナー
 *海外の観光地域づくり
 丸山芳子(ワールド・ビジネス・アソシエイツ チーフ・コンサルタント)

コラム
 *視座 中村好明(日本インバウンド連合会理事長)
 *SCRAP ニュースにみる海外の旅行ビジネストレンド
 *観光経営の未来シナリオ 清水泰志(ワイズエッジ代表取締役)
 *ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子(ワン・グローカル代表取締役)

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