2022年11月28日号>需要平準化にどう挑むか 社会全体の環境づくりに向けて
2022.11.27 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/TJ221128-726x1024.jpg)
ゴールデンウイークを地域ごとに分散する案が本格的に検討されたのは10年以上前のこと。
結局社会的コンセンサスが得られず、その後も休暇分散化の議論は立ち消えになった印象です。
当時、業界関係者が言ったことを思い出します。「日本人は空いている観光地より混雑している観光地が好きなんだよ」。
みんなと一緒が大好き、一緒でないと休めないこの国で平準化を図る難しさを感じます。
一方で観光産業にとって需要平準化が大きな課題であることは変わりません。
特集で永遠の課題を考察しました。
【特集】
*需要平準化にどう挑むか
社会全体の環境づくりに向けて
生産性の低さが指摘される観光産業において、長年の課題に挙げられるのが需要の平準化だ。コロナ禍前にはインバウンド増加による内際の平準化も見られたが、日本人の旅行需要の平準化は大きく進んでいないのが実態。コロナにより社会全体の意識が変わるなかでは、需要の平準化について考える好機かもしれない。
▽需要平準化は進んだか
塩谷英生(國學院大學観光まちづくり学部教授)
▽需要平準化にどう挑むか
永山久徳(下電ホテルグループ代表)
村木智裕(インセオリー代表取締役)
中井治郎(観光社会学者)
論文
*観光に対する住民の態度へのプレイス・アイデンティティ理論適用の検討【3】
髙井典子(神奈川大学国際日本学部教授)
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コラム
*視座 神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
*デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
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