全日本ホテル連盟、創立50周年で式典 清水会長「観光立国の実現に貢献」

2022.11.21 00:00

冒頭の挨拶に立つ清水嗣能会長

 全日本ホテル連盟(ANHA)は11月15日に創立50周年を迎え、都内で記念式典を開催した。挨拶に立った清水嗣能会長は、50周年に向けて策定した理念「MVVS(ミッション・ビジョン・バリュー、ステイトメント)」に触れ、「観光立国に貢献でき、またその立役者になろうという思いをミッションに込め、ビジョンには日本と地域に新たな風を起こすイノベーターになるとの文言を入れた」と説明。「会員が良い情報を互いに持ち寄り、切磋琢磨できる会にしていく」とさらなる発展へ意を新たにした。

 式典では、セントラルフロリダ大学の原忠之博士が基調講演を行い、米国を例に観光産業や地域の経済発展にホテルが果たす役割などについて提言。労働力不足に関し、「一見危機だが長時間労働・低賃金という産業のイメージを払拭できる機会」とし、構造改革を自らけん引すべきとエールを送った。

 観光立国への道標をテーマにパネルディスカッションも実施。自民党観光振興議員連盟の岩屋毅会長代行、観光庁の齋藤敬一郎国際観光課長、日本政府観光局(JNTO)の蔵持京治理事長代理、東京商工会議所の田川博己副会頭観光委員長が加わり、意見を交わした。

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