2022年11月7日号>旅のサブスク3年の評価 成功と失敗の分岐点

2022.11.06 00:00

 19年の流行語大賞にノミネートされ、一躍注目を集めた「サブスク」。

 その後アパレル業界での撤退事例もあり、観光業界はどうかと思えば、新規参入が途絶えていません。むしろ宿を中心に裾野が広がっているといえます。

 ただ、欧州OTAのイードリームスが開始から5年を経て手応えを得ている状況を見ると、ビジネスとして安定するのはまだ先かもしれません。

 成長への鍵は何か。識者が異口同音に指摘するのは、価格以外の価値を提供し続けること。安易に手を付けてはやけどしそうです。

【特集】
 *旅のサブスク3年の評価
  成功と失敗の分岐点

 定額課金のサブスクリプションをうたうサービスが相次ぎ登場したのが19年。あれから3年が経過し、市場は着実に拡大を続け、新規参入が途絶えることはない。一方で、撤退を余儀なくされた取り組みもある。成否を分ける鍵とは。

  ▽サブスクサービスはいま
  ▽サブスクビジネスへの視点
   荒木篤実(パクサヴィア創業パートナー)
  ▽地方誘客への視点
   野竹鉄蔵(ひがし北海道自然美への道DMO専務理事)
  ▽成功と失敗の分岐点
   湯澤一哉(クニエマネージャー)


論文
 *観光に対する住民の態度へのプレイス・アイデンティティ理論適用の検討【2】
  髙井典子(神奈川大学国際日本学部教授)

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 *海外の観光地域づくり
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コラム
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 *SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
 *観光経営の未来シナリオ 清水泰志(ワイズエッジ代表取締役)
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