黒部宇奈月キャニオンルート誕生へ 24年度から一般公開
2022.10.24 00:00
富山県は立山黒部アルペンルートと黒部峡谷を結ぶ新観光ルートの名称を「黒部宇奈月キャニオンルート」に決定した。黒部峡谷鉄道の終点である欅平と黒部ダムを結ぶ約18㎞のルート。トロッコや黒部川第四発電所の建設工事中に活躍したインクラインを乗り継ぎ、電源開発の歴史などを体感できる。24年度から一般公開される。
目玉となるのは蓄電池機関車で通過する高熱隧道。掘削当時は岩盤の温度が160度を超え、ダイナマイトの自然発光などもあった難所で、現在も約40度の熱を持つ岩盤の熱気や硫黄臭が列車内でも感じられる。長く険しい道をたどった登山者など、限られた人しか見ることができない剱岳を、富山平野とは反対の方向から眺める「裏剱」も体験できる。
カテゴリ#地域の観光#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
加賀市がワーケーション特典 移動にはライドシェア
-
観光庁概算要求、コロナ前届かず 海外旅行の回復遅く旅客税に反映
-
箱根でロボット案内の実証実験 訪日客増でスタッフ確保に課題
-
わたしのターニングポイント 不確かな時代に立つ産業人に向けて
-
沖縄県民の意識調査、観光客の歓迎度で全域と居住地に差 諸問題に懸念
-
消耗品の上限額撤廃を要望 25年度税制改正 免税制度のリファンド型移行で
-
主要空港の外国人旅客、羽田・福岡が1.5倍 コロナ前比較 米国・韓国の伸び顕著
-
訪日客、過去最速で2000万人到達 2カ月連続の単月記録 中国トップに返り咲き
-
八芳園、訪日・MICEに本格参入 エリアプロデュース事業を開始
-
来たれ!クルーズブーム 日本船建造ラッシュをてこに