ハイアットが温泉旅館事業 合弁で展開 外資の参入広がる
2022.10.03 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2022/09/kimono-1986493_640.jpg)
ハイアットホテルズコーポレーションは地域資源再生・投資会社のKiraku(キラク)と合弁事業で新ブランド「ATONA(アトナ)」を立ち上げ、温泉旅館を日本で展開する。関連会社の日本ハイアットとKirakuが折半出資する新会社が事業を進める。
国内外の旅行者をターゲットに25年から展開する予定。日本を代表するデザイナーの原研哉氏をクリエーティブディレクターに迎えた。
新会社名とブランド名は「わたしとあなた」を意味する古語「吾汝(あとな)」に由来。大切な人と一緒にまだ見ぬ愉楽の空間を共にする期待感を込めた。日本ハイアットの坂村政彦代表取締役は、これまで旅館を体験したことのない訪日客にも受け入れられやすいスタイルで提供するとしている。
外資のホテル事業者が手掛ける旅館は、アマン創業者のエイドリアン・ゼッカ氏が「Azumi(アズミ)」のブランドで21年に尾道市に出店。ハイアットの参入で、外資系による旅館事業が拡大することになりそうだ。
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