カンタス航空、豪OTA子会社化 マイレージ会員のレジャーサービス強化
2022.06.20 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2022/06/16842f094e259beea91afe14924e4d71.jpg)
カンタス航空は、オンライン旅行事業を手掛ける豪トリップアディール(TripADeal)の株式51%を取得した。買収により、ロイヤリティープログラム会員へのレジャーサービスを強化する狙いだ。
トリップアディールは設立後10年にわたり、ホテルやツアーオペレーター、その他旅行関連事業者との関係を築いてきた。日本へのスキー旅行や南極大陸からアフリカのサファリ旅行まで、さまざまなパッケージツアーを提供しており、カンタスの会員はポイントを使って旅行を予約できる。
コロナ禍前の1年間でトリップアディールは1億1200万ポンド以上の予約を取り扱った。カンタスグループのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、「これは絶好の機会だ。人々はパンデミックから抜け出し、旅行を望んでいる。オンラインでの予約に大きくシフトしており、それはまさにトリップアディールが行うこと」と述べている。
カンタスはロイヤリティープログラムで22年に2桁成長、24年までに5億~6億ドルのEBIT(利息・税金控除前利益)を目標としている。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「QANTAS ACQUIRES 51% OF TRAVEL PACKAGES BUSINESS TRIPADEAL」
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#OTA#新着記事
キーワード#牛場春夫#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く