エアアジア、グーグルと提携でスーパーアプリへ前進 アセアン7億人に価値提供を
2022.05.09 00:00
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グーグル・クラウドはエアアジアとの戦略的協力の協定に署名し、エアアジアのスーパーアプリ向けのテクノロジーとサービス開発を目指す。契約は5年間。旅行の予約・管理機能を金融や医療サービス、教育ツールなどを購入する機能と組み合わせる。グーグルの関与により、エアアジアは東南アジアにおける技術者育成とイノベーション推進に役立てる。アプリに備わる新しい機能には、生体認証ID、チャットボット、電子ウォレット、その他の旅行関連の予約サービスが含まれる。
エアアジア持ち株会社のキャピタルA(旧エアアジア・グループ)のトニー・フェルナンデスCEOは、「スーパーアプリをeコマースやフィンテックなどエコシステムの中心として、アセアンの7億人すべてに価値を提供する。グーグルの助けを借り、商取引だけでなくコミュニティーを構築し、豊かにする」と語る。
エアアジアは過去2年にわたり、スーパーアプリに新しいサービスを追加してきた。昨年にはライドヘイリングや航空サービスの顔認証を備えた。今後はグーグルと共同でデジタルでの旅行計画、自動運転、クラウドゲーム、スタートアップへの投資、グーグル・ワークスペースを介した現場の労働者支援などを模索していく意向だ。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「AIRASIA AND GOOGLE UNITE TO PUSH SUPER APP POTENTIAL」
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