韓国の旅行業界、夏の日本旅行再開に期待 北海道にチャーター便も
2022.04.25 00:00
日本など海外からの観光客入国が中断されたアジア主要観光地の再開時期に関心が集まっている。韓国の旅行業界は日本への旅行再開時期を早ければ7~8月と予想。夏の人気旅行地である北海道に視線を注ぐ。ハナツアーは最近、大韓航空の札幌へのチャーター便運航を決定、他の旅行会社も札幌へのチャーター便運航を推進する計画だ。
コロナ前に多くの日本路線を運航していた韓国のLCCは運航再開・増便を検討中で、日本航空も金浦空港の国際線再開時期である6月に合わせて金浦/羽田線運航を準備している。
航空会社の関係者は「新規入国者数制限でまだ日本に入国していない留学生や技術者が多い」とし、「特定目的者の入国完了後に順次、観光客にドアが開かれる」と話した。
約2年ぶりに日本から視察団
そんななか、コロナの影響で観光交流が中断されていた日本の旅行業界が韓国を訪れ、交流再開を模索している。韓国観光公社は4月17~21日の日程でJATA(日本旅行業協会)視察団14人を招待した。約2年ぶりの日本の旅行業界の訪韓となる。観光交流の再開を見据え、新たな商品開発と大型キャンペーンにつなげる。
視察団はソウルの人気観光地である景福宮や通仁市場のほか、日本で人気を集めたドラマ「梨泰院クラス」「ヴィンチェンツォ」の撮影地である梨泰院(イテウォン)一帯と清渓川(チョンゲチョン)の世運商店街などを訪問。韓国旅行業協会(KATA)との懇談会では、相互観光交流活性化のための協力案を議論した。
韓国・旅行新聞4月15・19日
関連キーワード
カテゴリ#インバウンド#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
箱根でロボット案内の実証実験 訪日客増でスタッフ確保に課題
-
来たれ!クルーズブーム 日本船建造ラッシュをてこに
-
「成長はリスクを取ってこそ」 カブクスタイル砂田CEO、HafHで第2ステージへ
-
HIS、旅行業の社内カンパニー設置 持ち株会社制移行を見据え
-
主要旅行業者の6月取扱額、国内・訪日が19年比8割回復 募集型との差大きく
-
高騰する米大学の授業料
-
HIS、コンテナホテルに出資 株式20%取得 地方への誘客拡大
-
交通空白解消へ概算要求274億円 ライドシェアで地域と観光の足を確保
-
ヤマト営業所で手荷物預かり 難波に自動搬送型の保管システム
-
産官学連携ツアーで完売目指す 阪急・日大・三島市 マネタイズのモデルを提言へ