<PR>地域デジタル通貨「ルーラコイン」、全国100エリア以上での展開目指す
2022.03.11 15:50
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全国の観光地活性化の切り札となるサービスが登場した。観光促進と地域活性化に特化して開発された地域デジタル通貨「ルーラコイン」だ。観光地域プロデュースを手掛けるルーラが、最先端のブロックチェーン技術を基に企画した。2月5日から兵庫・有馬温泉で実証実験を開始。その後、福島・飯坂温泉、静岡・伊豆伊東にもエリアを拡大。将来的に全国100エリア以上での展開を目指している。
特徴は導入側・利用側の負担の少なさだ。導入施設はQRコード掲示プレートを設置するだけ。利用客は専用サイトでアカウントを作成しクレジットカード等で希望金額をスマホにチャージ。決済時はQRコードにスマホをかざし金額を確認する。導入側は利用手数料2%を負担するが、うち1%は地元観光協会などへ寄付され間接的に観光誘致に還元される。
利用客には地域限定プレミアムポイントも提供。実証実験中はチャージ金額の20%のポイントを、総額100万円限定でルーラが用意。今後は自治体や観光協会等にポイント原資提供を呼びかける。
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ルーラの橋本竜代表取締役CEOは「有馬温泉ではエリア内13店舗・施設が導入し、約1カ月間の発行金額が200万円以上、利用ユーザーは300人を超え想定以上の成果」と手応えを語る。導入により「売り上げが1.5倍になった」や「客数が1.2倍に増えた」といった飲食店もあるという。関西客が主力の有馬温泉では首都圏からの誘客効果もあった。さらにコイン利用を通じてエリア内の行動履歴をデータ化し地域マーケティングに役立てる仕組みも検討していく考えだ。
橋本代表は日本で起業したベンチャーを売却後、フランス・パリで新事業の準備中に、東日本大震災の発生を知り出身地・福島を含む東北地方のために何かしなければという思いで帰国。その後、地域活性化プロジェクト「温泉むすめ」を立ち上げるなど地域の観光振興に情熱を注ぐ。「コロナ禍からの回復の背中を押し、越境再開後のインバウンド誘致にも貢献できるこの仕組みを全国に広げたい」(同)と話している。
ルーラコイン(https://www.rural.ne.jp)の導入等に関する問い合わせはルーラ(担当:弘中、info@rural.ne.jp)へ。
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