7月の百貨店外客売上高22%増、客数マイナスも単価上昇

2021.09.27 00:00

 日本百貨店協会がまとめた7月の訪日外国人客の来店動向によると、調査対象88店舗の総売上高は前年同月を22.2%上回り、約38億7000万円となった。5カ月連続のプラス成長。ただし、新型コロナウイルス感染拡大前の19年7月と比べると86.2%減で、依然として厳しい状況が続いている。

 購買客数は32.0%減の約9000人だが、1人当たりの購買単価が79.9%増の約42万7000円となり、売り上げを下支えした。

 費目別に見ると、ブランド品など一般物品が85.0%増の約32億7000万円となる一方、化粧品や食料品など消耗品は57.1%減の約6億円で明暗が分かれた。総売上高に占める一般物品の割合は84.5%に上昇した。

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