2021年6月7日号>週休3日制の足音 そのとき観光はどう変わるか
2021.06.06 00:00

遠い昔の話ですが社会人1年目には土曜日に半日出社していた記憶があります。いかにも昭和な時代。
その後、完全週休2日制へと社会は移行し、令和では週休3日制導入に向けた議論が始まりました。
背景には、少子高齢化に伴う育児や介護、自身の闘病との両立を含む多様な働き方の推進、コロナ禍を契機とした就労環境見直し、成長性の高い分野に人材シフトを促す学び直しへの活用などがあるようです。
社会は週休3日へと緩やかに転換することになるのか、そのとき観光は…。特集で探りました。
【特集】
*週休3日制の足音
そのとき観光はどう変わるか
週休3日制導入に向けた議論が官民で活発化している。狙いは働き手のキャリアアップを促すための選択的週休3日制の実現や、新型コロナウイルス感染防止対策の一環などとさまざまで、単純な休日の増加とは異なる面がある。それでも大きな社会変容へと進む糸口になる可能性もある。週休3日制導入により観光はどう変わっていくのか。
▽週休3日社会の検討始まる
▽生活者の価値観が変わる
松田久一(ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長)
▽観光への欲求が変わる
野竹鉄蔵(ひがし北海道自然美への道DMO専務理事)
▽産業の生産性が変わる
神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
▽旅の形態が変わる
橋本亮一(ブルーム・アンド・グロウ代表取締役)
論文
*世界遺産の参詣道「熊野古道」を歩くことで得られる感嘆喚起経験(前編)
伊藤央二(中京大学スポーツ科学部准教授)
河野慎太朗(アルバータ大学キネシオロジー・スポーツ・レクリエーション学部助教)
注目のニュース
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G20、観光産業回復へ7つの政策
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3月百貨店外客売上17%増
誌上セミナー
*中国人客の購買パワー獲得術
『Z世代誘致の留意点』
コラム
*視座 神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
*ツーリズムの世界史 鳥尾克二
*デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*旅するファッション 玉置美智子
*3万フィートのおもてなし 中西克吉
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