GoToにワクチン接種義務を 星野佳路氏、要件見直し指摘
2021.04.26 00:00

星野リゾートの星野佳路代表は4月14日にオンラインで会見し、再開後のGoToトラベル事業について、ワクチン接種者を対象にするなど要件見直しの必要性を指摘した。ワクチンの接種を義務づけることで、「現場も安心してお客さまを受け入れられる」という。
旅行代金の補助率については、GoTo終了後の旅行需要の急激な冷え込みを防ぐため縮小し、なおかつシンプルさが重要とした。具体的には、旅行代金と地域共通クーポンは切り分けて考え、旅行代金の割引を現行の35%から20%に、宿泊を伴う場合の上限を2万円から8000円に引き下げ、地域共通クーポンは一律2000円とする案を示した。
訪日旅行市場の回復見通しについては、23年には19年と同じ水準に戻ると予測。今年は回復率が5%にとどまるが、22年は50%まで戻ると見込んでいる。
コロナ下で注目を集めるワーケーションにも言及し、コロナ収束後も取り組むべきだが、労働と勤務時間の線引きや責任問題など課題も多いとした。
【あわせて読みたい】星野リゾート、約7割の施設が昨年並み回復
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
KNT-CT、6割増収で赤字縮小 今期の黒字化予想 非旅行業を強化
-
訪日実証ツアーで観光再開へ前進 米国など4カ国 旅行大手6社が実施
-
「このままでは観光孤立国に」 観光関連団体、水際対策緩和要望で危機感あらわ
-
旅行促進へメタバースの役割増加 83%が購買に興味
-
4月の客室利用率63.8% 前年比18.5ポイント増 9地域でプラス
-
クルマ離れが変える旅 免許保有率低下のなかで
-
エクスペディアが新戦略、事業者の旅行販売を包括支援 検索機能の改善も
-
関西経済同友会、舟運の活用を提言 クルーズで関西の広域観光模索
-
持続可能な旅の企業連合、エクスペディア加盟で活動に広がり CO2排出量測定など
-
旅行の成約率が上昇傾向 買い物かご放棄は減少