米国、ワクチン接種で旅行再開67% 高齢者ほど割合高く
2021.04.19 00:00
米国の旅行者の3分の2は、新型コロナウイルスワクチンを接種すれば安心して旅行を再開できると考えている。アリアンツ・パートナーズが米国の旅行保険加入者3500人を対象に実施した調査によると、旅行しても安全だと感じられる対策の1位がワクチン接種(67%)、次いで飛行機や空港でのマスク着用(66%)だった。65歳以上の78%がワクチン接種を選んでおり、45~64歳(59%)、45歳未満(47%)と比較して高い。
次いで多かったのは、飛行機や電車の座席ブロックと収容人数の制限(59%)、空港やホテルでの高度な消毒(58%)。 47%は乗務員や他の旅行者がワクチン接種を受けることをあまり重要視していないが、旅行先での感染者数の低下(44%)と旅行前のウイルス検査での陰性(41%)を求めている。
次の旅行計画は1~3カ月以内が19%、4~6カ月以内が18%、7~12カ月以内が15%だった。13%はすでに旅行していると答え、21%はいつまた旅行するかわからないとしている。
移動手段は70%が飛行機を選んだが、自動車も20%を占めた。人気デスティネーションは米国本土(56%)が最多で、メキシコ・カリブ海・ハワイ(21%)、欧州(15%)。
調査は2月10日~3月1日に行い、自宅から100マイル以上離れた2泊以上の旅行を対象とした。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Vaccination top criteria for traveler confidence in U.S.」
【あわせて読みたい】米CDC、ワクチン接種で旅行容認 ワクチンとツーリズム ゲームチェンジャーへの期待と課題
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