2021年3月8日号>復興とツーリズム 東日本大震災から10年
2021.03.07 00:00
早いもので東日本大震災から10年。
被災地の復興は道半ばですが、この間ツーリズムが果たした役割は小さなものではなかったはずです。
一方で復興にツーリズムが十分寄与できたのだろうかという思いもあります。
震災直後、各地に無力感が漂うなかで、神奈川大学教授の島川崇さんは「いままで観光には力があるなんて言っていたが未曽有の危機に力を発揮できなければ本物ではない」と被災地観光の研究を決意したといいます。
10年の節目に特集ではあらためて復興とツーリズムについて考えました。
【特集】
*復興とツーリズム
東日本大震災から10年
11年3月11日に発生した東日本大震災から間もなく10年が経過しようとしている。政府が目標としてきた「20年に東北6県の外国人延べ宿泊者数150万人泊」は1年前倒しで19年に達成したものの、本格的な復興はまだこれから。特集では東日本大震災からの10年を踏まえ、今後の復興におけるツーリズムの役割について考える。
▽東北は観光復興したのか
▽復興とツーリズムの本質
高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役チーフ・デジタル・オフィサー)
▽復興とツーリズムへの問いかけ
Theme1被災地の事業者の役割は何か
大下幸夫(IGRいわて銀河鉄道営業部業務担当部長)
Theme2復興に貢献できる観光のモデルを
島川崇(神奈川大学国際日本学部教授)
Theme3 2030年に向けた観光復興の姿
中村好明(日本インバウンド連合会理事長)
論文
*日常生活支援の担い手としての大学生の可能性(前編)
上野山裕士(摂南大学教務部教育イノベーションセンター講師)
注目のニュース
雇調金受給額、観光関連が上位独占
ワクチン接種開始で新サービス
シニアの国内旅行意欲が復活
12月百貨店外客売上89%減
誌上セミナー
*中国人客の購買パワー獲得術
『土産品開発の進化』
コラム
*視座 神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
*デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
*ビジネスパーソンの日々雑感 松澤ダンフォード亜美(コミュニティーストラテジスト/ランチトリップ共同代表理事)
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