海外ホテル協会が解散へ、退会相次ぎ海外旅行再開も遠く
2021.02.01 00:00

海外ホテル協会(OHEA)は2月1日に開催する総会を最後に48年6カ月続いた活動を停止し、解散することとなった。昨年12月23日の臨時役員会で決議した。
OHEAは外資系主要ホテルチェーンの日本支社や事務所などが加盟し、相互に親睦や情報交換を図り、旅行業界の発展に寄与することを目的に1972年に発足した。旬の話題をテーマに講演や意見交換を行う月例会のほか、業界向けのトレードショーを地方都市で催してきた。
しかし、会員の相次ぐオフィス閉鎖や事業縮小、部門廃止などにより退会が相次ぎ、正会員数が減少していた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発出により、GoToトラベルキャンペーンで喚起されつつあった国内観光需要が停滞。期待した海外旅行再開の見通しが遠のいたことも影響した。
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