2020年11月30日号>静かに進むNDC 国際航空券流通の新ステージ

2020.11.29 00:00

 コロナの渦中、国際航空券の新流通規格NDCをめぐる動きがそろり進行しているようです。

 全日空がスカイスキャナー、グーグルでサービスを始めれば、日本航空も英国市場で試験運用に挑みます。

 特集では航空・旅行業者の現下の動きを探りつつ、消費者目線での検索・予約体験、プラットフォームの未来について展望しました。

 「自由度の高さと普及のしやすさは必ずしも比例しない」とパクサヴィアの荒木篤実さんは指摘します。

 コロナ禍とも相まってNDCはプラットフォームとしてどう広がっていくのでしょう。

【特集】
 *静かに進むNDC
  国際航空券流通の新ステージ

 新型コロナウイルスが人々の移動を阻み、航空業界をかつてない危機に追い込んでいる。早期の需要回復は見込めず、コスト削減と事業構造改革に拍車がかかる。そうしたなか、日本で静かに導入が進みつつあるのが国際航空券の新流通規格だ。

  ▽コロナ後にらむ航空大手
  ▽模索する旅行業者
  ▽検索・予約体験の未来予測
   柴田啓(ベンチャーリパブリック代表取締役社長兼CEO)
  ▽流通プラットフォームの未来予測
   荒木篤実(パクサヴィア創業パートナー)


論文
 *ツーリズムにおけるサービス・ドミナント・ロジックの適用と実践(後編)
  仲條誠司(東京工業大学環境・社会理工学院博士後期課程)

注目のニュース
 KNT-CT、ホリデイ・メイト終了へ
 旅行業者の自主廃業増加
 訪日再開希望、五輪前までが約8割
 9月百貨店外客売上91.6%減

誌上セミナー
 *中国人客の購買パワー獲得術
 『2008年からの変化』

コラム
 *視座 神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
 *SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
 *デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
 *ビジネスパーソンの日々雑感 松澤ダンフォード亜美(コミュニティーストラテジスト/ランチトリップ共同代表理事)

取材報告
 *ナイトタイム活用や滞在延長に効果
 「星空観光」テーマにシンポジウム

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