トラベル懇話会、観光目的の海外・訪日早期再開を要望
2020.10.19 00:00

旅行業の経営者らでつくるトラベル懇話会は、観光目的の海外渡航とインバウンドの早期再開に向け、空港検疫での検査能力のいっそうの拡充などを政府に求める要望書をとりまとめた。9月2日の通常総会で採択した特別決議を具体化する取り組みの一環。
観光庁長官に向けた要望書では、日本入国時の14日間の自主隔離要請の早期撤廃、自由診療で検査を誰でもいつでも何度でも受けられるように費用の低廉化を図ること、GoTo トラベルキャンペーンの期間延長、雇用調整助成金の特例を年度末まで延長することを盛り込んだ。観光庁から関係各所への働きかけを求めている。
長期のビジネス目的や在留資格を持つ外国人の入国などは認められるようになったものの、観光目的は除外されたままだ。要望書では、「海外旅行を主として営業してきた多くの旅行会社も国内旅行に取り組み、経営的な努力をしているが、観光目的の海外旅行が再開されない限り、経営が早晩立ち行かなくなる」などと窮状を訴えた。
関連キーワード
アクセスランキング
Ranking
-
米CDC、ワクチン接種で旅行容認 欧州や客船会社も要件化 格差に懸念
-
平戸城が城泊スタート 2階建ての1室 1泊最大66万円
-
酒蔵と観光のマリアージュ 地域のストーリーを進化させるために
-
海外旅行のハートフルツアーズ破産開始、負債総額約9.5億円
-
埼玉県が観光事業者検索サイト、旅行会社とマッチング
-
サンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長が語るニューノーマル時代の取り組み
-
主要旅行業者の1月取扱額87%減、GoTo停止続き前月から約20pt悪化
-
海外旅行再開、半数がツアー望まずも隔離は容認 JTB総研調査で
-
20年訪日旅行消費額、85%減の7446億円 ベトナムが国別6位浮上
-
カナダ海域での運航禁止措置