2020年8月17・24日号>6000万人目標を目指すのか アフターコロナの観光立国論
2020.08.16 00:00

それでも2030年の訪日外国人6000万人を目指すのか。
特集ではあえてそんな問いかけをしてみました。
コロナ禍に見舞われた20年4000万人達成はもはや困難な状況にあるばかりか、国際間の人流停滞は数年続く情勢にあります。
コロナ前にはオーバーツーリズム問題が浮上、コロナ後の生活者の意識は大きく変容しそうです。
UNWTO駐日事務所代表の本保芳明さんは明快です。
「成長一本やりの政策を示せば各地で猛反発を招きアンチ観光の火が燃え広がる」。
アフターコロナの観光立国論、どう考えますか。
【特集】
*6000万人目標を目指すのか
アフターコロナの観光立国論
コロナの渦中に開かれた観光戦略実行推進会議で菅義偉官房長官はあらためて、30年に訪日外国人を6000万人とする政府目標を目指す考えを示した。すでに20年4000万人の目標は不可能となり、昨年は訪日客急増によるオーバーツーリズム問題も表面化した。それでもわれわれは訪日外客6000万人を目指していくべきなのだろうか。
▽政府は6000万人目標を堅持
▽観光立国政策の本質
中井治郎(観光社会学者)
▽コロナ後の観光政策への問いかけ
Theme1 コロナ前の政策を踏襲するのか
神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
Theme2 観光政策のニューノーマルとは
永山久徳(下電ホテルグループ代表取締役社長)
Theme3 それでも6000万人を目指すのか
本保芳明(国連世界観光機関〔UNWTO〕駐日事務所代表)
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統計・資料
*国・地域別訪日外国人客数
*渡航先別日本人訪問客数
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