「民泊は業績改善の貢献者」 エクスペディア、予約増加で
2020.08.03 00:00

個人宅や別荘など、個人が所有する施設の民泊ビジネスがOTA やその他の宿泊施設プロバイダーの救世主になる可能性がある。エクスペディアグループは、同社の民泊予約サイト「Vrbo(バーボ)」がコロナ禍で予約を改善する最大の貢献者だと述べている。事実、5 ~ 6月の予約数は前年に比べ大幅に増加しているという。
エクスペディアは、民泊のブランディングを簡素化する次の取り組みとして、19年3月にVRBO をVrbo に変更し、米国で「ホームアウェイ」ブランドを廃止した。米国のホームアウェイのサイトユーザーはバーボのサイトにリダイレクトされ、アプリユーザーはバーボ版をダウンロードするよう求められている。
エクスペディアグループが6月に扱った宿泊は全体で前年同月から約45%減少した。大規模な事業の停止を余儀なくされた3月後半の85%減からは大幅に改善した。キャンセル率は3月下旬から4月上旬にかけて大幅に増加した後に緩和され、6月まで安定しているが、新型コロナウイルス流行前の水準より高いままだ。
民泊が今後果たす役割について結論を出すのは時期尚早だが、バーボの初期の成功はこのセクターが宿泊施設市場の復活をリードできることを示している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Expedia signals private accommodation could be the recovery leader」
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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