JATA会長に東武の坂巻社長、協調と共創で難局乗り越え
2020.06.29 00:00
JATA(日本旅行業協会)は6月22日、役員の改選を行い、会長に東武トップツアーズの坂巻伸昭代表取締役社長(写真右)が就任した。17年から副会長を務めていた。田川博己前会長(同左)は特別顧問に就いた。新たな副会長にはJTBの髙橋広行代表取締役社長(6月30日付で取締役会長)が就任し、国内旅行推進委員長を務める。また、理事・事務局長には池畑孝治調査役が就いた。越智良典前事務局長は参与として新型コロナウイルス対応などを担う。
6月22日に都内で開催した通常総会で挨拶に立った坂巻会長は、コロナ禍における旅行業の厳しい現状に触れ、難局を乗り越えるために「旅行業の原点である人にしっかりと対面していきたい」と述べた。実現するためのテーマに「共に歩む『協調』、共に作る『共創』」を掲げ、会員各社の従業員、旅行を楽しむ人、パートナー企業・関係団体、送客する地域の関係者など、一人一人と向き合う重要性を語った。
また、「いろいろな方々の意見をしっかりと聞ける体制を構築していきたい」と語り、より強いJATAを目指していく決意を示した。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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