上米内駅、漆をテーマに改装 産地直売やイベント開催でにぎわい創出
2020.06.01 00:00

岩手県盛岡市にあるJR山田線上米内駅が漆に対する興味が生まれる空間をテーマにリニューアルオープンした。駅構内には、カフェのほか、漆職人の漆工房、漆を施した作品などの展示スペース(写真)を設置。産地直売や漆にまつわるイベント時の会場や受付として利用できるにぎわいの拠点に生まれ変わった。
JR盛岡支社などが地域活性化を目的に推進する「地域にチカラを!プロジェクト」の一環。無人駅の活用部門で、36件の応募の中から漆の増産と漆の復興で地域活性化に取り組む次世代漆協会の案が選ばれた。資金はクラウドファンディングで119万1000円を調達した。
カフェスペースは列車の待合所のほか、地域交流や情報発信拠点としての役割も担うため、つい集まりたくなる落ち着いた雰囲気を演出した。飲料のみの提供で、営業時間は9~18時となっている。
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