米プリファードホテルズ、旅館に熱視線 加盟促進に意欲
2020.03.16 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/ae45cdf16eda956fc7a9b26d40b87b84-3-768x1024.jpg)
独立系高級ホテルのコンソーシアムであるプリファードホテルズ&リゾーツ(PHR)のミシェル・ウッドリー取締役社長が先ごろ来日し、日本での展開について、「体験や歴史ある建築物などに特化した加盟ホテルを加えたい」と語り、旅館の加盟に意欲的な考えを示した。すでに歴史的建造物としても有名な横浜のホテルニューグランドが加盟しており、そうしたホテルへの需要は高いという。
昨年、東急ホテルズと提携し導入を始めたロイヤリティープログラム「アイ・プリファー・アライアンス」により、東急ホテルズ会員によるアイ・プリファー加盟ホテルの利用が増えたといい、手応えを得ている。他のホテルグループとの提携も進めているという。
また、最近の世界的なトレンドとして、環境保護やLGBTQのファミリー層への対応を強化したり、地域社会に配慮してローカルの人々が利用できる場を意識するホテルが増えているという。旅行者の動向では、オーバーツーリズムを避ける目的から、当初予定した目的地ではなく、知名度が低くても文化などの似た特徴のある都市に行き先を変更するセカンドシティトラベラーが多い傾向も指摘した。
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