マカオ、観光インフラ整備着々 航空座席供給や鉄道アクセス

2020.01.24 11:27

 19年に特別行政区として発足20周年を迎えたマカオで、より多くの観光客を受け入れるインフラ整備が進んでいる。

 マカオ航空(NX)が昨年7月から成田線、12月からは関西線をダブルデイリーに増便。これによりNXが運航する成田、関西、福岡の計3路線の総座席数は27万席となった。また、現地では、鉄道のマカオLRT(ライトレール)が12月に開業し、タイパ地区とコタイ地区を結ぶアクセスが向上した。エンターテインメントでも、国際的に評価の高いチームラボのミュージアムが今年2月、べネチアン・マカオにグランドオープンする。

 マカオ政府観光局は今年、旅行会社とのパートナーシップのさらなる強化を図る。支援策としてインセンティブ制度を設け、アクセスのよい地方都市からの送客の活性化、深センなどを含む周辺地域「グレーター・ベイ・エリア」を含む多様な商品開発を促す。また、マカオや香港線を運航する航空会社との関係強化にも重点を置く方針だ。

旅行業関係者を集めて昨年12月に開催された「感謝の夕べ」。マカオの現状や施策が発表された

関連キーワード