スペイン、日本人渡航者が3割増 20年は直行便増便

2019.12.24 20:02

19年の活動を報告するマジ・カステルトルツ局長

 スペイン政府観光局は12月12日、都内で旅行業関係者を招き年末懇親会を開催した。今年はバスク州ビスカヤ県およびビルバオ市と共催でワークショップを開催したほか、コスタ・デル・ソル、マドリードとも実施。10月に大阪で開催されたツーリズムEXPOではブースを出展するなど、積極的に日本市場に各地域の魅力を発信した。

 懇親会で挨拶したマジ・カステルトルツ局長は19年を振り返り、日本からの渡航者数が10月時点で前年同期比27%増、10月単月では33%増と大幅に増えていることを報告した。日本人は初めての渡航者が60%以上に上る。渡航を決めた理由に「旅行会社のパンフレットを見て」とする人が多かったこともあり、「旅行会社とのさらなる連携や協力が必要」と語った。

 20年は3月からイベリア航空(IB)が成田/マドリード線に最新機材のA350-900型機を導入し、6月からは現行の週5便からデイリーに増便するなど、利便性が向上する見通し。

東京を中心に開催されたセミナーは各地で盛況だった(写真は9月のマドリードセミナー)

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