東京に英国旅行業幹部500人集結 ABTA年次総会
2019.10.14 01:00
英国旅行業協会(ABTA)の年次総会が10月7~9日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開催され、有力旅行会社の幹部500人が集結した。これまで主に欧州で開催されてきたが、アジアは初めて。
全日空(NH)の観光アクション部が中心となり、プリンスホテル、日本政府観光局(JNTO)、JATA(日本旅行業協会)と実行委員会を結成。ウエルカムレターの依頼、航空座席や客室の確保、価格交渉に取り組み、誘致に成功した。18年の訪日英国人は前年比7.6%増の33万人で市場拡大につなげる。
オープニングセレモニーでは、NHの平子裕志代表取締役社長が歓迎の意を表し、安倍晋三首相がビデオメッセージを寄せた。これに先立ち会見したABTAのマーク・タンザーCEOは、「アジアへの旅行者の割合は昨年の10%から13%に上昇している。ラグビーW杯や東京五輪は日本のインフラや品質を示すショーケースになる」と語った。
折しも、ABTA会員のトーマスクックが破綻したが、タンザーCEOは「旅行業界の問題ではなく、企業固有の問題」との見解を示した。
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