2019年10月14日号>ツーリズムの力で 日韓関係悪化を乗り越えよう

2019.10.13 01:00

 48%減。8月の訪日韓国人客数は現下の日韓情勢を残酷なまでに端的に表していますが、福岡・大分・佐賀など韓国人客比率が高い地域経済への影響が懸念されます。

 提携する韓国旅行新聞によると、9月はさらにマイナス幅拡大が見込まれ、韓国の旅行会社の経営にも影響をもたらしているとか。

 特集では政治問題を踏まえ、こんな時こそツーリズムの力でと問いかけました。

 「ネガティブな状況に陥った事業パートナーに寄り添い行動する時」。

 サービス連合情報総研・神田達哉さんのメッセージに心動かされます。

【特集】
 *ツーリズムの力で
  日韓関係悪化を乗り越えよう

 日韓関係の悪化の影響を受けて、両国間の人的交流が大きく落ち込んでいる。日韓の観光・旅行業界、双方にとって最悪の事態といえる。しかしだからこそ、いまツーリズムが育んできた力が試される状況とはいえないだろうか。

 ▽深刻化する観光への影響
 ▽政治問題とツーリズム
  高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長チーフ・デジタル・オフィサー)
 ▽ツーリズムの力への問いかけ
  Theme1 観光産業がいますべきこと
  神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事)
  Theme2 いまだからこその交流企画を
  竹内秀一(日本修学旅行協会理事長)
  Theme3 リスクを最小化する官民の戦略は
  中村好明(日本インバウンド連合会理事長)


統計・資料
 *渡航先別日本人訪問客数
 *国・地域別訪日外国人客数

注目のニュース
 eスポーツで地域に誘客
 中央アジアの観光で官民協力
 大手OTAら、戦略の柱に環境保護
 6月外国人入国者、3空港減

誌上セミナー
 *海外政府観光局のトリセツ
 早瀬陽一(アビアレップス代表取締役)

コラム
 *視座 中村好明(日本インバウンド連合会理事長)
 *SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
 *観光経営の未来シナリオ 清水泰志(ワイズエッジ代表取締役)
 *ビジネスパーソンの日々雑感 有川鴻哉(ホットスプリング代表取締役CEO)

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