奄美大島を日台で観光振興、台湾の学生が現地に滞在
2019.09.30 01:00

台湾の国立台湾師範大学と九州大学、鹿児島県奄美市の奄美イノベーションは、産学連携による奄美大島への訪日客誘致活動を開始した。
台湾・中国の観光客向けの資源開発や受け入れ環境の改善を目指し、自治体や地元の観光事業者に観光振興策を提案する。
8月21日から9月末まで、国立台湾師範大学が選考した学生やジャーナリスト4人が奄美大島に滞在。誘客に当たっての課題を探り、看板表記などの言語対応の必要性やウェブによる情報発信策、ツアー案を紹介した。
4人は奄美イノベーションが改装し、運営を手掛ける古民家の宿泊施設に宿泊し、施設運営や誘客策でも助言した。今後は九州大学の学生とも連携した取り組みも進める。
訪日客増加に向けたプロジェクトを海外と日本の大学が共同で行うのは珍しく、産学連携による離島の活性化の貢献が期待されている。
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