2019年5月27日号>消費額8兆円のロードマップ 2020年までに何が必要か
2019.05.27 15:44
私たちは数を追い求めるばかりに訪日外国人の消費の質を上げる視点を疎かにしていないか…。
本誌17年4月24日号ではそんな問いかけをしましたが、20年8兆円目標達成に黄信号が灯り始めたいま、あらためて特集で考察しました。
下がり続ける消費単価を上向かせる要件として、欧米豪無関心層、東アジアの滞在日数、体験型観光の価値というアプローチで。
識者からはその枠に収まらないさまざまなご教示をいただきました。
8兆円は非現実的でも量から質へと転換するプロセスに価値があると思います。
【特集】
*消費額8兆円のロードマップ
2020年までに何が必要か
訪日外国人の旅行消費額を20年に8兆円にするという目標が政府目標で定められたのは16年3月。それからはや3年が経過した。15年の3兆5000億円と比べると2倍を超える意欲的な目標だったが、20年を翌年に控えた今、達成が危ぶまれている。
▽8兆円達成へのシナリオ
平林潤(クニエ ディレクター)
▽欧米豪無関心層
アリス・ゴーデンカー(インバウンドマーケティングコンサルタント)
▽東アジアの滞在日数
江藤誠晃(ツーリズムプロデューサー/BUZZPORT代表取締役)
▽体験型観光の価値
梅澤高明(A.T.カーニー日本法人会長)
———————————————————————
注目の事例
*スターフライヤーの新おもてなし部門
人材育成で満足以上の感動を提供へ
注目のニュース
日商、新たな課題対応へ提言
ビザ発給、過去最高の695万件
京都市、公害対策でDMC支援
1月旅行取扱額、1.0%増
誌上セミナー
*JNTO発外客攻略のヒント
『インドは取り組むべき市場に』
コラム
*視座 高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長チーフ・デジタル・オフィサー)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
*宿泊ビジネスの灯 井門隆夫(高崎経済大学地域政策学部教授)
*ビジネスパーソンの日々雑感 久保尭之(みなみあそ観光局戦略統括マネジャー)
統計・資料
*旅行業主要49社 1月の取扱状況
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2025年1月6・13日号>ツーリズムのリーダー論 誰が産業界を牽引するのか
?>
-
2024年12月23・30日号>ニュースで振り返る2024年 円安がもたらした正と負のインパクト
?>
-
2024年12月16日号>ナイトライフ復活なるか 東京の夜をもっと楽しく
?>
-
2024年12月9日号>奮闘する地銀 観光分野で増す存在感
?>
-
2024年12月2日号>廃校へ行こう! 地域の思いが詰まった空間へ
?>
-
2024年11月25日号>次はDMCの時代? 整備に向かう地域、その役割とは
?>
-
2024年11月18日号>日本版ESTA 電子渡航認証制度導入へ
?>
-
2024年11月11日号>修学旅行脱ピンチの糸口 無償化が投じる一石
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
築地場外市場にスマートごみ箱 ポイ捨てなど課題に対処
-
観光庁予算、旅客税財源の比率83%に上昇 コンテンツ強化、ICT、DMOに注力
-
観光収入、日本は伸び率上位 59%増で米仏など大国しのぐ
-
今治に地域創生のヒント クールジャパンDXサミットで岡田武史氏が披露
-
主要7空港の外国人入国者数、那覇もようやく19年超え 9月実績 韓国3.7倍で
-
文化観光の計画認定、旧醤油工場も たつの市など4件 制度開始から計57件に
-
小樽市、ファンコミュニティー開設でリピーター育成 新たな魅力発掘も
-
未体験の訪日市場出現の中で ひがし北海道DMOがシンポジウム
-
中部空港、訪日誘客に主体的関与 地域ブランド共創室を設置
-
検索エンジンのフォルシア、東証に新規上場 ハイブリッド型サービスへ進化描く